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カヌーとカヤック

現代における言葉の使い分けとして、「カヌー」は基本的にオープンデッキのタイプを指すのに対して、「カヤック」は基本的にクローズドデッキのタイプを指すが、広義ではカヌーという言葉の中にカヤックを含める場合もある。
という考え方もある。しかし、この定義では船体に樹脂製のパッキンを用いたハッチを装備して密閉し、船体と船体の間にクロスビームを渡してその上にデッキを張るという構造を持つ、ポリネシアのグラスファイバー製航海カヌーは、はたして「カヌー」なのか「カヤック」なのか定義できない。

前述のような「カヌー」と「カヤック」の定義は、北中米の伝統的船舶の見分け方や国際カヌー連盟が統括する競技の分類としては妥当するが、現代の「カヌー」という語に対しては、無効であるといえる。個々のパドラーやセイラーが個人的に何がカヌーで何がカヌーではないかを定義していることはあるが、そうした個人的定義は普遍的なものでは無いので、ここでは省略する。

現代のレジャー用カヤックはリバーカヤックとシーカヤックに大別される。

船舶の構造の大まかな分類
カナディアンカヌー
カヤック
リバーカヤック
クローズドデッキ
シットオントップ
シーカヤック
クローズドデッキ
シットオントップ
シングル・アウトリガー・カヌー(オセアニア、マダガスカル島等に分布)
伝統的な木造カヌー
競技艇(OC-1/V1、OC-4/V4、OC-6/V6)
セイリング・カヌー(パドリングではなく帆走によって航行するもの)
航海カヌー(セイリング・カヌーの中でも大型で、数名の乗員と数トンの荷物を載せ、数百キロメートル以上の外洋航海が可能なもの。ミクロネシア、メラネシア、域外ポリネシアで主に用いられる。マウ・ピアイルックによれば、カロリン諸島の航海カヌーは通常、9日間の航海が可能であるとされる。船体、デッキ、ナヴィゲーター・ルームの構造は地域によって大きく異なる)
ダブル・アウトリガー・カヌー(東南アジア島嶼部で広く用いられる)
ワカ・タウア(マオリが用いる長大な戦闘用カヌー。アウトリガーは装着されない。船体に美しい彫刻が施され、この彫刻は近年では芸術の一種と考えられている。また最近ではこの種のカヌーは観光用にも用いられている)
ダブル・カヌー(ほとんどが航海カヌーで、シングル・アウトリガーの航海カヌーよりも乗員数、積載能力、航続距離に優れ、無寄港で一か月強、数千キロメートルの外洋航海を行うことも可能。主にポリネシアで用いられる)
この分類におさまりきらないもの

サーフスキー
サーフカヤック
ポロカヤック
ラフト
ダッキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
posted by アウトドア at 12:20 | アウトドア